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TAP 99知恵袋Vol.15「鬱になってしまった人への接し方を教えてほしい」

  • 執筆者の写真: TAP 99
    TAP 99
  • 2024年7月31日
  • 読了時間: 7分


今晩の献立から遺産相続の悩みまで、ありとあらゆるご相談にTAP 99のスタッフが回答します!回答するメンバーは不定期で変わるので、さまざまな意見が聞けますよ!


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最近、とても近しい人が鬱になり、仕事を辞めました。 自分自身、若い頃に鬱までは行かずとも精神面の理由で仕事を退職し、家に篭りきりだった時期があったため、自分がされたら嫌だったことはしないように、できるだけ負担にならないように、と接しています。 しかし、共通の知人からは甘やかしすぎじゃない?と言われたり、 実際その人を優先しすぎると自分の負担が大きくなってきてしんどくなったり。 結局その人を想っての行動が、実はその人を苦しめているかもしれないし、正解が分からず、負のループに飲み込まれそうになります。 接し方のアドバイスなどがあれば、無責任にお答えいただきたいです!

20代/鹿児島県/バチンウニ


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むっ‥‥‥無責任にいいの!?でも私もあったよ!仕事嫌になって辞めて引き籠った時期。そして学生のとき鬱のメル友(懐かしい)いたことある!どうにかしてその子を楽しい気持ちにできたらなっていろんな話をメールでやってたけど、大人になったときに鬱の人にはNGな対応をたくさんやってたことがわかったよ‥‥‥。もうその子とは疎遠になってしまったけど‥‥‥。すでにしてるかもしれないけど、鬱について本格的に勉強してみるといいかも!私はまた身近な人が鬱になってしまったら、きちんと正しい知識を学んで接したいなって思っているから。


私は昔、とても仲の良い友人が鬱になり、仕事を辞め、とてもしんどそうになっているということを本人から知りました。彼女からは悲観的な言葉が多く送られてきて、私はとてもショックでしたし、悲しくて、なんとかしなければ!と思い彼女の気を紛らわせられるようなアイテムを取り揃え、夜行バスに乗り彼女の元へと行きました。喜んでもらえなくとも気分転換くらいにはなればいいと思ったのですが、結局のところ彼女から聞こえてきた話は延々と続く悲観的な話でした。考えてみれば、来て欲しいと言われたわけじゃないのに勝手に心配して勝手に行ったわけなのでそうなっても当然なのですが、その悲観的な話が彼女を支えようとしてくれている彼女のパートナーを全否定するものであったり、かと思えばそのパートナーがいなければ自分は生きていけないという依存のような話であって、聞いていてとても悲しく、しんどくなってしまったのです。鬱は自分の状態や周囲の環境を正常に判断できなくなることなので、彼女が冷静に物事を見られなくなっているのは仕方ないことなのですが、まだ若かった当時の私はその全ての話を真剣に聞きすぎてしまってほんの半日一緒にいただけなのに私までもがどうしていいのかわからなくなってしまいました。


そして彼女が鬱になってしまったことに関係しているもう一人の友人に連絡をして意見を聞こうと思ったら、彼女もずっと悲観的な連絡が届いた、けれど自分には自分の家庭があり生活がある、それらをまず守らなければならない、彼女に対して冷静に接するにはまず自分がしっかりしていなければならない、だから少し距離を置くことにした、あなたも距離を置いて自分を守ったほうがいいよと言われたんです。ああ、そうか、この子は非情さから彼女と距離を置いたのではなく、適正な接し方をできなくなるから距離を置いたのか、私は彼女の闇に飲み込まれそうになっていたのだ、このままでは私も彼女と同じようになってしまう、とハッとしました。


もし私が彼女の闇に飲み込まれて同じような状態になってしまったとしたら。私にはパートナーもいないし、母親は同じく鬱経験者で支えは求められない、至極正直に言ってゾッとしました。そしてそれ以来、彼女への返信は自分の心に余裕のある時だけ、きちんと冷静で優しさを持って返せる時だけ、返すようにするよう努めました。そうすれば彼女に対して感情的になり心無いことを言わずに済みますし、それによって彼女も自分も傷つけることをせずに済むと思ったからです。決して縁は切らないし、関係を断つこともしないけれど、自分の心を守ることを優先しながら接することができる時だけ接する。それがその時の自分の最善の策だったんです。今その友人は生活する環境を変え、徐々に回復に向かっています。今も時折連絡がきますが、彼女の闇に飲み込まれないよう接する努力をしています。


これは鬱に限らずなのですが、人は人を変えようとして変えることはできません。良くも悪くも誰かを変えたい、変わって欲しいと思うならば、まずは自分が変わること。自分で自分を大切にして、自分が自分を愛せる楽な気持ちでいることが大事だと思います。バチンウニさんはきっと優しい人なので、どうかその方に幸せでいて欲しいと思っているんだと思います。でもあなたが苦しくなってしまうとその方も幸せではいられません。難しいし苦しいとは思いますが、どうかあなたの心が苦しまないよう、辛くならないよう、時には距離を置くことも選びつつ、あなたが笑っていられる状態でいてください。あなたが辛くなって苦しくなってもしいつかその方を傷つけてしまうことがあったなら、きっとあなたは一生それを後悔することになるはずです。そうならないよう、常にあなたの心を守る判断をしてください。その方が何か取り返しのつかない判断をしそうになった時、どうしても誰かの助けが必要になった時、その方に手を差し伸べられるあなたでいてあげてください。それがきっといつかのその方とあなたを守ることになると思います。



僕の知り合いにも鬱の方がいました。その方はご家族の計らいでカナダへと移住したのですが、環境をガラリと変えることで鬱は完治したそうです。鬱は真面目で色々なものを一人で背負い込んでしまう人に多い病気だと僕は思っています。優しすぎるが故に、人に頼れず自分で不安を作りだし、心が壊れてしまうんだと思います。残念ながら日本の多くの社会は優しい人に向きません。もし可能なのであれば、外国でなくてもどこか自然の綺麗な、時間がゆっくりと流れる場所に移住してみるのも、その方にもとってもバチンウニさんにとってもいいんじゃないかなと思います。


僕は寄り添うなとは思いませんし、厳しくするなとも思いません。ただバチンウニがしんどい思いをするのはその方にとっても良くはないと思います!何が正解かなんてわからないですが、この先数年たった後に、バチンウニさんが後悔しない選択をその都度とっていけたらそれがいつか正解になるんじゃないかと僕は思います!



鬱の方とのコミュニケーションはかなりデリケートなので難しいですよね。お医者様や詳しい方に相談して適切な距離をもって接するのが良いと思います。


また、状況はよく見えませんが、共通の知人の意見は聞き流すくらいで良いかもです。重要なのはパチンウニさんがその鬱になった方と<どういう関係でいたいのか?>です。負担があってても共に過ごしたいと思う相手であれば、なにもしない選択をして後悔することになるかもしれません。(今はなにもしないのが正解ですよ。と医者に言われたら従ってくださいね。)


相手を慮る気持ちが強い人ほど負担きますから・・・想像力でコミュニケーションが完結してゾッとしちゃうようなね。お疲れ様、無理ない範囲で頑張って。




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